2012年2月6日月曜日

曹洞宗と座禅



(座禅スタイルのスティーブ・ジョブズ)

曹洞宗がほかの禅宗と違うところ。


これは、座禅の目的。


曹洞宗では、座禅=さとり


 座禅修行をして悟りにいたるのではなくて、座禅が悟りの姿である。

とにかく座禅をひたすらする、その際に、こころはからっぽにする。


自分のなかだけを、なかを、みつめる。


超ストイックです。


こころをからっぽにするのは、とても難しいです。

スティーブジョブズは若いときから東洋思想に傾倒していたようで、


学生時代に友人と住んでいた家には、瞑想部屋もあったようです。


瞑想で心をからっぽにして、おのれを見つめる修行を積んでいたんですね。


そのわりに、なんというか、辛抱のないというか、


傍若無人なひととなりを示すエピソードに事欠きませんが、

この矛盾が、カリスマの魅力なんだと思います。


実際のところ彼がどこまで禅の教えを理解していたか、実践していたか、


あるいは体現しようと思っていたのか、謎です。


ただ、アップルの製品には、禅の考え方、シンプルこそ美しい、


といった思想が深く反映されている、という見方は多くあります。

ちなみに、ほかの禅宗の宗派では、臨済宗などが有名です。


こちらも座禅をしますが、こちらは座禅=悟りではなく、


悟りを得るために、考えながら座禅をくむ。


うちというより、そとにむかった座禅、といったかんじでしょうか。



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